スクリーンタイム、解説
スクリーンタイムがおかしく見える理由と、その対処法
数字を見て、こんなはずはないと思う。ほとんどスマホに触らなかった日なのに多すぎる、記憶と合計が合わない、ときには丸24時間を示す棒まである。機能そのものを疑う前に、スクリーンタイムが実際にどう数えているのかを知っておくと役に立ちます。おかしく見える数字のほとんどは、説明のつく4つのうちのどれかで、本物の不具合はそのうちひとつだけだからです。
スクリーンタイムの数え方#
スクリーンタイムは、画面がオンで、そのアプリが前面にあるあいだを数えます。この単純なルールが、驚きのほとんどを生みます。ナビアプリを開いたまま机に置いたスマホは1分残らず数えられ、料理中に流している動画も数えられます。ひとつの記事を40分かけて読むのも、40分間せわしなくスクロールするのも、まったく同じように数えられます。この数字が測っているのは注意ではなく画面がオンだった時間で、記憶の中の1日は、画面の上の1日より短く感じられるものです。
ほかのデバイスも合計に入っている#
デバイス間で共有がオンなら、いちばん上に出る数字は、同じApple Accountでサインインしているすべてのデバイスの合計です。iPhone、iPad、そしてMac。MacのSafariで午後いっぱい仕事をすると、それもスマホの利用と同じ合計に入ります。数字がありえないほど高く見える理由として、これがいちばん多いものです。グラフを開いて、デバイスの一覧を確認してください。そこでデバイスごとに分けて見られます。合算そのものの挙動がおかしいなら、デバイスの合算は、履歴が書き換わったように見える典型的な原因でもあります。
今日の数字はまだ確定していない#
Appleは進行中の当日の数字をならして表示し、各デバイスの集計は遅れて同期されます。1日の集計が突き合わされるにつれて、今日の合計は目に見えて変わることがあり、ときには減ることもあります。午後3時におかしく見えた数字が、翌朝には正しくなっていることはよくあります。判断は、まだ続いている今日ではなく、終わった日でしてください。
24時間の日#
利用時間が24時間ちょうど、またはそれに近い日は、あなたのせいではありません。カウンターの誤作動です。アプリのセッションが記録上いつまでも閉じない、昔からある不具合で、アプリのクラッシュ、バックグラウンドでの固まり、デバイスの移行のあとによく起こります。壊れてしまった過去の日を直す設定はありません。再発を止めるのに効くことが多いのは、iPhoneの再起動です。特定のアプリがありえない数字を出し続けるなら、そのアプリをアップデートするか、入れ直してください。壊れた日は記録の中で間違ったまま残ります。それ自体が、正しい日々の写しを自分で持っておく理由になります。
見た覚えのないWebサイト#
レポートの「Webサイト」の項目に、誰も入力していないドメインが並ぶことがあります。recaptcha.net、doubleclick.net、imasdk.googleapis.com、app-measurement.com、graph.facebook.comなどです。これらは、アプリやWebページが裏で読み込むセキュリティチェック、広告サーバー、動画広告のプレーヤー、分析サービスです。アプリがWeb表示の仕組みを使ってそうしたコンテンツを表示すると、スクリーンタイムはそのドメインをWebサイトとして記録することがあります。誰かがそこを閲覧したということはまずなく、その時間はたいてい、そのとき使っていたアプリのものです。
どれかに長い時間が出ているなら、同じ時間帯にどのアプリを使っていたかを見てください。そのアプリが本当の出どころです。finitが取り込むのはアプリだけなので、こうしたドメインがfinitの合計に入ることはありません。
数字を現実と照らし合わせる#
設定 → スクリーンタイム → すべてのアプリとWebサイトのアクティビティを確認するを開き、「日」の表示に切り替えます。アプリをひとつずつタップして、どの時間帯に使ったかを見てください。たいていはそのパターンが合計を説明してくれます。途切れない長いブロックは、つけっぱなしの画面を示しています。忘れていたデバイスがあれば、原因は合算です。0時から翌0時まで続くブロックは、上で触れた集計のバグです。そして確認するあいだも、期間の枠を忘れないでください。iPhoneがこの詳細を残すのは約4週間だけなので、気になるパターンを見守りたいなら、それより長く残る記録が必要です。
短い答え#
スクリーンタイムがこんなに多いのはなぜ?
たいていは、集計は正直で、記憶のほうがそうではないからです。画面がオンの時間には、スクロールだけでなく、ナビ、動画、読書、放置された画面も含まれます。もうひとつよくある理由は「デバイス間で共有」で、iPadとMacの分まで同じ数字にまとめてしまいます。
スクリーンタイムが24時間と表示されるのはなぜ?
実際の利用ではなく、既知の集計の不具合です。アプリのセッションが記録上で閉じられず、1日中数え続けたのです。iPhoneを再起動し、ありえないブロックを出しているアプリをアップデートすれば、たいていは再発しなくなります。すでに記録された日は修正できません。
iPhoneのスクリーンタイムは正確?
おおむね正確です。ただ、正直に言えば弱点もあります。アプリが前面にあって画面がオンの時間はすべて測り、同期中は当日の数字をならし、合計にはほかのApple製デバイスが含まれることがあります。同じデータを読むサードパーティのトラッカーも、同じ理由で設定の表示とわずかに異なることがあります。
デバイスごとに合計が違うのはなぜ?
「デバイス間で共有」がオンなら、各デバイスは同期が済んだ時点で合算した合計を表示しますが、同期には数分から数時間の遅れがあります。オフなら、どのデバイスも自分の分だけを数えます。1台をたくさん使った直後の食い違いは、ふつうは遅れにすぎません。
スクリーンタイムにrecaptcha.netやdoubleclick.netが出てくるのはなぜ?
アプリやWebサイトは、セキュリティチェック、広告、分析をこれらのドメインから裏で読み込んでいて、スクリーンタイムはそれをWebサイトとして表示することがあります。誰かがそこを訪れたということはまずなく、その時間はたいてい、使っていたアプリのものです。
信用できない数字は無視され、無視された数字は何も変えません。正直な数字を、日ごとに、壊れた1週間にこっそり書き換えられない場所に残したいなら、それがfinitの残す記録です。